2026/02/14 00:30
「施工してまだ1年しか経っていないのに、看板の一部が消えている… 😰」
「夏を越したら、急にLEDが暗くなった気がする… 📉」
こんなクレームやトラブルに遭遇したことはありませんか?
施工ミスや防水不良を疑う前に、まずチェックしてほしいのが**「熱」と「電源選び」**の関係です。
実は看板用LEDの故障原因の多くは、
夏場の温度上昇による**「熱暴走(サーマルランナウェイ)」**が引き金になっています。

今回は、なぜLEDが熱で壊れるのか?
具体的な**「温度上昇シミュレーション」**を使って、寿命が縮む恐怖のメカニズムを解説します。
🔥 LEDの最大の敵は「熱」
「LEDは熱を持たない」と誤解されがちですが、実際には駆動回路やチップ自体から熱が発生します。
さらに、日本の夏は看板内部の温度が**60℃〜70℃**を超えることも珍しくありません ☀️
ここで問題になるのが、
LED(半導体)の持つ**「温度が上がると、電気抵抗が下がる」**という厄介な性質です。
📊 データで見る「熱暴走」の恐怖
抵抗値が下がると、電気は流れやすくなります。
つまり、同じ電圧をかけていても、勝手に電流(アンペア)が増えてしまうのです。
一般的な「定電圧(CV)12Vモジュール」で看板内部の温度が春(25℃)から真夏(65℃)へ、
+40℃上昇したケースをシミュレーションしてみましょう。
春(25℃): 正常な電流値(100%)で点灯 ✨
真夏(65℃): 抵抗値の低下により… 👇 電流が約15%も過剰に流れてしまいます ⚠️
🌡️ シミュレーション:温度は何度上がる?
「たかが15%の電流増でしょ?」と思われるかもしれません。
しかし一般的な袖看板(W600×H2700mm想定)で計算すると、この「15%の余分な電流」は約45W分の熱エネルギーになります。
これを**「密閉空間の熱計算(筐体内部温度上昇計算)」**に当てはめるとどうなるでしょうか?
内部空気の温度上昇: 45Wのヒーター(白熱球)を追加したのと同等の熱で、看板内の空気温度がさらに**約3〜4℃**上昇します 🥵
チップ自体の発熱増: 過電流が流れているLEDチップ自体も、通常より激しく発熱し、自己温度が**約6℃**上昇します 🔥
結論: 「空気の上昇分」+「チップの発熱分」を合わせると、LEDチップの温度はトータルで**【約10℃】**も余計に上がってしまうのです。
⏳ 「+10℃」で寿命は半分になる
たった10℃と思うなかれ。
電子部品の世界には、寿命を予測する絶対的な法則**「10℃ 2倍則(アレニウスの法則)」**があります。
📝 【10℃ 2倍則】とは?
周囲温度が10℃上がるごとに、部品の寿命は約半分になるという法則。
先ほどのシミュレーションで出た**「+10℃」をこれに当てはめると…?
理論上の寿命は、なんと「1/2(半分)」**まで縮んでしまいます 😱
本来40,000時間持つはずのLEDが、20,000時間で寿命を迎えてしまう。
これが「定電圧電源を使っていて、夏場に球切れが起きる」物理的な正体です。
🛡️ 解決策:「定電流電源(CC)」が保険になる
では、どうすればこの熱暴走を防げるのでしょうか?
答えはシンプルで、**「定電流電源(CC)」**を使うことです。
定電流電源は、常に回路内の**「電流の量」**を監視しています 👀
もし熱でLEDの抵抗が下がり、電流が増えそうになっても…
「おっと、流れすぎだ。電圧を下げて調整しよう ✋」 と、自動でブレーキをかけてくれます。
つまり、定電流電源を選ぶこと自体が、**過酷な屋外環境に対する最強の「保険」**になるのです 🏥
✅ まとめ:リスクを減らすなら「定電流」一択
🔌 定電圧(CV): コストは安いが、熱暴走で寿命が半分になるリスクがある。
🛡️ 定電流(CC): 電流制御のリミッター機能で、LEDを熱から守る。
特に、**「高所の袖看板」や「メンテナンスが困難な現場」**では、
部材コストを少し上げてでも定電流タイプを選ぶことを強くおすすめします 🏗️
数年後のクレーム対応や交換工事の手間を考えれば、結果的にコストパフォーマンスは良くなるはずです。
LUMOS(ルーモス)では、プロの視点で厳選した定電流(CC)モジュールと電源を取り扱っています ✨
「どの電源を選べばいいか分からない…」という時は、現場の仕様に合わせてご提案しますので、
お気軽にご相談ください!


